希望格差社会

http://blog.tatsuru.com/archives/000856.php

なるほど!という感じ.

しかし,結構うまいこと言いますね.
色々細かい反論のある向きはあるかと思いますが
(実際,はてなダイアリーでこれをリンクしている人の中にも重箱の隅をつついたような反論をしている人がいたり)
大筋は非常にいろいろなことを説明できる見方だと思います.

ちゅーか,反論している人は本に反論しているのか,この書評に(もしくはその取り上げ方に)反論しているのか,この本自体を読んでいないので,いま一つよくわからない.

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と書いてから思い出したのが,三浦朱門

学力低下は予測し得る不安と言うか、覚悟しながら教課審をやっとりました。いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。つまり、できん者はできんままで結構。戦後五十年、落ちこぼれの底辺を上げることにばかり注いできた労力を、できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい、やがて彼らが国を引っ張っていきます。限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです。 」

というお話.
面白い,といってはなんだし,いろいろ憂えるべき事態だとは思うけれど,
やっぱり面白い.