ヒューマンマネジメント

なんだか
   5分で人を育てる技術 (5)言うことを聞かない“自信過剰な部下”

が話題(怒っている人多数)になっているようなので読んでみたが,特に怒るようなことでは…という感じ.

仕事を円滑にやる上で, 様々な根回しなどは誰でもやるもの・かつやらないほうが怠慢なので,この程度で怒ってちゃやってられん.まあ確かに,こういうのを得意げに(?というか,仰々しく「マネジメント術」として)書く,著者の品性に辟易するのも事実ですが.

上司が部下に言うこと聞かせる方法にはいくつかあって,上が「実力・人柄で部下を圧倒し,信服させる」中が「○○」(好きなものを入れましょう)で,この著者のはまあ中の下か下の上でしょう.(下は明らかな圧力をかけて仕事をさせる,かなあ)
だけれども,世の中はままならず,多少の策を弄さねばならないこともあるものです.で,仕方なくこのような中の下の策をとることもある.のを,得意げに(?)マネジメント術とかいっているのに呆れる…のはわかるけれど「怒る」人の気持ちは良くわからん.まあ,色々思い当たって「怒る」のかもしれませんけどね.

…という観点で,はてなダイアリをばらばら見てみると,目に付いた中で「正しい」読み方をしている人が一人.(他にもいるでしょうけれど).

 ヒューマンマネージメントへの「違和感」について

ここの最後の

ITPro の元記事は、それにブクマする人間の「自意識過剰度」を測定する良いリトマス試験紙となるという意味で、末永く語り継がれるであろう。そして伝説へ。

が良い.こういうメタな視点が重要なのです.