博士号は得たけれど。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050502-00000306-yom-soci
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20050502i306.htm

記事自体は今更…というもの.
他人事ではないんですがね.

実際のところはどうか知らんが,いろんなところから聞きかじったところによると,文部省は大学院重点化の方針(アメリカ並みにPh.Dを増やす&当座の受け皿は(これもアメリカ並みに)ポスドクでなんとかする)を出したはいいが,それが実行されたその後をしっかり考えていなかった,ということらしいですが,真偽のほどや如何に?

次にくるのはパーマネントのポストではない,任期付ポストへの切り替えなんでしょうが,ここら辺も文部省は社会全般の雇用状況と就業形態を無視して導入しようとしているんじゃないか,と嫌な気分になりますね.そもそもアメリカのような形の雇用にするのなら研究費の中に研究者自身の人件費(その研究を行うことによる報酬)も入れる形態でなきゃやってられない部分も多いと思うんですが,アメリカではそうなっている(らしい)のに対し,現在の日本の研究費はそうはなっていない.結果的に人材が海外に流出するばっかりになるんじゃなかろうか,ですね.

(めも http://blog.livedoor.jp/monka/ )

創作童話博士が100人いる村