つまらないと思ったら負け
旬を過ぎてしまったと思うが、むずむずしてきたので書く。
つまり、私が、大学で学んだ最大の秘伝は、次の二つ。
簡単に「つまんない」っていうのは、カッコ悪いんだ。
学問って、つまらなそうに見えることからでも、とてつもなくおもしろいことを見つけだして、みんなに伝えることなんだ。
これは、ちょっと生意気な高校生や、私のまわりにいた大学生たちが、おそらくはとうに気づいていただろうことだけど。
生意気な高校生だったかなんだったかはもう忘れてしまったけれど,かつ,すでにいろんなところで話されてしまっているのかもしれないけれど.
僕の場合,簡単に「つまんない」をいうのはカッコ悪い,と昔から思い込んでいて,実際,大学院(正確には研究室)に入るくらいまで思っていたような気がする.で,ずっともやもやとした違和感を持ちつつ,いろんなものに対して「つまんない」と(言いたくとも)言えない人生を送ってきたのだけれど(大げさ),研究室配属されて初めて『いつまでも「つまんない」といえないのもカッコ悪い』ということをある意味当たり前のことを認識したような気がする.
まあ要するに十分に劣等感が発達していた,というか,バランスが悪かったわけです.
ということを思い返すと,pollyanna さんという人は非常に素直な性質を持って生まれて(もしくは育って)こられたのだなあ,
と研究者の資質というものについていろいろ考えてしまうのであった.